今日はジオマンシーについて解説します。
もくじ
ジオマンシーとは?
ジオマンシーとは別名、土占いとも呼ばれる古くから伝わる占い方法です。鈍るとズオマンスー、艶やかに言うとオマンスとは呼ばれていません。占い方はとってもシンプルで特別な道具は一切不要です。紙に線を引く、石を枠内に投げる、コインの裏表を繰り返すなど様々な方法がありますが、大まかに言うと偶数・奇数の判定を4回繰り返します。各判定で偶数が出た場合はマークを2つ、奇数なら一つを記述します。それを上から順に4回繰り返すと何らかのシンボルが現れます。そのシンボルから吉凶を占います。
シンボルは2の4乗で16種類、たったそれだけの占いです。ルーン25種類、タロット78枚と比べると極めて少ないですね。その分、覚えることも少なく誰でも今すぐ占いができてしまいます。
ジオマンシーの占い方
とりあえずやってみましょう。
今回はストップウォッチの下一桁が偶数か奇数かで判定します。偶数なら2つ、奇数なら1つをマークします。じゃあやってみます。はい、ということでこんなのがでましたが、ナンノコッチャですね。実は占いになれた方でしたら案外わかりやすいシンボルだったりします。今回は1回目が偶数、2回目が奇数、3回目が奇数、4回目が偶数で画像のシンボルになります。これはコンジャクショで意味は『つながり』です。
各シンボルの意味
シンボルの意味はその見た目に端を発します。イメージは星座に近いですね。点をつなぎ合わせてなんらかの事物を類推します。
プエラ・プエル


最もわかりやすいのはプエラ・プエルという男女を表すシンボルです。プラエは女性でバストの部分が盛り上がっている様を表します。プエルは男性で男性器、つまりおちんちんが盛り上がっている様を表します。シンボルが一つの場合は真ん中に記載する場合と一方に寄せる場合があります。プエラ・プエルでは一方に寄せたほうがわかりやすいですね。意味は両方とも小吉。性別が関わる際はそれぞれの象徴を意味します。
カウダ・ドラコニスカプト・ドラコニス


次にわかりやすいのはカウダ・ドラコニスとカプト・ドラコニスです。ドラニコスというだけあってドラゴンを表し、カウダ・ドラコニスはドラゴンの尾、すなわちドラゴンテイル、カプト・ドラコニスはドラゴンの頭、ドラゴンヘッドを表します。カプト=兜でヘッドと覚えるといいですね。それぞれ、太陽と月の軌道が交差する点を表します。これは実在しない点なので架空点と呼ばれます。占星術ではこのような架空点が多数ありますが、今回は割愛します。解説希望の方はコメント欄に「架空点解説希望」と書いてくださいね。
ドラゴンテイルは前世からのカルマ、ドラゴンヘッドは今生で達成すべき課題です。今生で課題をやりのこすと来世でカルマになります。実用的に言えば、テイルはすでに習得していること、ヘッドは今後、習得するべきことです。
ヴィアとポプラス


3番目は全て奇数・偶数の組み合わせであるヴィアとポプラスを見てみましょう。
ヴィアはviaと表記しそのまま英語のviaの意味です。英語のviaは〇〇を経由して、用いてという意味です。ジオマンシーのヴィアは一義的には道を表し、多義的には英語のviaと同意味になります。昨年なくなったアントニオ猪木さんの言葉「道」はまさにこの象徴です。「この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。」人生とはおそれとの戦いであるといえます。臆せず恐れに立ち向かえば、恐れはすでになくなっている、そんな深いメッセージが読み取れます。
ポプラスは英語のpeopleの語源で人々を表します。その物事には多くの人が関わります。人の群れは時として味方になり敵にもなります。どの占術でも人というシンボルは吉にも凶にもなりえます。人の中に愛を見出すのか?それとも悪魔を見つけるのか?
その全てはあなたの心のあり方に掛かっているのです。
ラエティーシャ・トリスティシャ


4番目にラエティーシャ・トリスティシャを見てみましょう。これは上向きの矢印と下向きの矢印です。意味は吉兆と凶兆です。またラエティーシャは虹、トリスティシャは地面に打たれたくいを象徴します。それぞれ喜び・悲しみ、希望・絶望、と対になる意味を表します。5,6,7番目に紹介するシンボルも上向き・下向きでそれぞれ対になり、反対の意味を表します。
アルブス・ルベウス


5番目に紹介するのはアルブス・ルベウスです。直訳すると白と赤ですが、白ワイン・赤ワインを表します。このシンボルはワイングラスを表します。上向きは白ワインが保たれている、下向きは赤ワインがこぼれてしまった、となります。なんでワインがこぼれると赤なのかはよくわかりません。これも雰囲気でなんとなく意味がわかりますね。ワインがこぼれて「やったー!幸運だー!」ってなる人はいないと思います。
ルベウスはちょっと凶、幸運だと思ってたけどやっぱり凶。こんな感じで思っていたより悪かったの意味です。逆にアルブスはちょっと吉です。サイゼリアでハウスワインを飲むくらい幸運といったところですね。ハウスワインとは低価格で大衆向けのワインです。それで満足できるなら下手に高級ワインを飲むより幸福ともいえますね。
アミッショ・アクウィシショ


6番目に紹介するのはアミッショ・アクウィシショです。これは器が上下に2つ並んでいる様子を表します。占いにおいて器は水をためたり食料をためたりする生命の源を表します。タロットカードのカップも同様の意味がありますね。水は感性・女性性の象徴でもあり器が上向きであることは豊かな充実した状態を表します。
逆に下を向いているとそれらが貯まらず、喪失を表します。先のトリスティシャ・ラエティーシャもワイングラスという器でしたね。古来、器とは画期的な発明だったのです。それまで手でちまちま汲んでいた水を器で一気に組むことができるようになりました。それゆえ、占いにおいて器は現代の私達が思っている以上に重要な象徴なのです。
フォーチュナーメジャーフォーチュナーマイナー


7番目に紹介するのはフォーチュナーメジャーとフォーチュナーマイナーです。これはスコップを表しメジャーはスコップが上向き、マイナーは下向きです。スコップに詳しい視聴者様はお気づきかと思いますが、スコップは本来下に向けて使うものです。ではなぜ上向きのスコップが幸運なのでしょうか?それはすでに金脈を掘り当て、スコップが必要なくなったという意味だからです。逆に下向きはいままさに金脈を探しているところなんですね。別の味方をするとフォーチュナーメジャーは人が万歳しているようにも見えます。逆にマイナーは人が逆立ちして自動販売機の下の小銭を探しているように見えます。
先日、筆者は自動販売機でコーヒーを買おうとしたところ500円玉を落としてしまいました。あろうことか500円玉はコロコロと自動販売機の下に潜ってゆきました。500円は「まあいっか」で済まされる金額ではありません。筆者はしゃがみ込みスマホで自販機の下を照らし懸命に探していました。すると小学生のグループがそこを通りかかったのです。きっと彼らはあんな大人になりたくない、と勉学に勤しむことを誓ったことでしょう。その後、500円玉は見つかりました。見つからなかった場合に比べてちょっとラッキーですよね。そんな感じでフォーチュナーマイナーはちょっとした幸運を表します。
カルサー・コンジャクト


ファイナルはカルサーとコンジャクトです。カルサーは檻を象徴します。何かに囚われているとき、身動きがとれないときにでるシンボルです。そこからの脱却を促す場面でも出てきます。
一方、コンジャクトは物事のつながりを表します。人と人に限らず生命のつながり自然、鉱物などあらゆるつながりを表します。西洋において世界を構成する元素は火、地、風、水の4つと言われています。しかし、それらが単独で存在するわけではなく、それぞれが結びついて存在します。その結合を司るのがエーテルと呼ばれる架空の元素です。エーテルは+のシンボルで表されます。
例をあげると木は土から生まれますが、やがて枯れて燃やすことで火を生じます。ここから木は土と火が結びついていると考えます。もう一つ例をあげると、風力発電は大地に風車を建て、風を受け発電します。ここから得た電気は風と地の結合と捉えられます。このようにエーテル、すなわち結合を司るものは4大元素についで重要であるといえます。故にジオマンシーにおけるコンジャクトも極めて重要なシンボルなのです。
重要なシンボル
さて16個のシンボルについて見てきましたが、この中で特に重要なシンボルを見てみましょう。それはヴィア・ポプラス・コンジャクトの3つです。その他が主に吉凶を占うのに対してこの3つは人のあり方や存在の意味を問うています。
次に重要なシンボルはカウダ・ドラニコスとカプト・ドラニコスです。占星術でも重要な点であるドラゴンヘッド・ドラゴンテイルを表します。短期間の吉兆ではなくその人の人生全体を表すからです。
16シンボル全てが意味を持っていますが特にこの3つ、5つが強い意味を持つということですね。といった感じで特別な道具を使わない占い、ジオマンシーを解説しました。みなさんも判断に迷ったときや暇なときにジオマンシーをやってみてくださいね。